今朝の日経より:亀田大、ライセンス停止も

10月13日(土)日経41面スポーツより   亀田大、ライセンス停止も JBC 反則行為で処分検討   11日の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチで亀田大毅(協栄)が反則を繰り返した問題で、日本ボクシングコミッション(JBC)は、12日、処分を検討する倫理委員会を15日に開くことを決めた。3か月以上のライセンス停止処分を科せられる可能性がある。 亀田大は最終12回に王者内藤大助(宮田)を2度投げ倒し、異例の3ポイント減点を受けた。内藤はサイミング(グローブの親指部分で目を突く)、太ももへの打撃、頭突きなどの反則も受けたと訴えている。宮田ジムの宮田博行会長は週明けにJBCに調査要望書を出し、亀田大の謝罪を求める考えを明らかにした。 JBCは15日に試合のVTRを検証し、必要な場合は亀田大ら関係者の聴衆も行う考え。倫理委員会を開いて早ければ同日中に処分を下す。JBCの定める処分には厳重注意、ライセンス停止(3か月、6か月、1年)、ファイトマネー没収などがある。 JBCには試合をテレビなどで観戦したファンから亀田大を非難する電話が殺到しており、安河内剛事務局長は「反則行為をしっかり見極める。重大な処分を下す可能性もある」としている。 また、セコンドに就いた父の史郎トレーナーが試合開始前に内藤を厳しく威嚇する態度をとったうえ、兄の興毅とともに大毅に反則行為を指示したとの指摘もある。セコンドライセンスを持つ史郎氏は、過去に会場での乱闘騒ぎで厳重注意を受けたことがあり、厳罰が下される可能性が高い。管轄する立場にある金平桂一郎会長も処分の対象となる。 東日本ボクシング協会も15日の理事会で金平会長の処分を検討することを決めている。   「今回は完敗」 亀田大コメント 兄興毅の試合延長   亀田大毅(協栄)が12日、ジムを通じて「今回は完敗やった。これからは精神面も鍛えなおしたい」とコメントを出した。 父の史郎氏は「大毅の反則行為は、故意ではありません。トレーナーとして止められなかったことは反省しております」こコメント。テレビ中継で販促指示とも受け取れる言葉が流れた兄の興毅は、「あれは亀田家のボクシング用語で、誤解されているようなもんやない」と否定した。 また、協栄ジムは25日に予定していた興毅のノンタイトル10回戦(パシフィコ横浜)の延期を発表した。対戦相手が決まらないことを延期理由としているが、金平会長や史郎トレーナーが処分を受ける可能性があることが影響したとみられる。

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