読書感想 グリム童話 しらゆき べにばら


カシオのEX-word XD-U6500の「世界文学1000作品」に内蔵している、グリム童話も4作目になった。

今回読んだのは 「SNOW-WHITE AND ROSE-RED」。
2015年2月20日シンデレラを読み終えすぐに読み始め、2月23日に読み終えた。

「しらゆき べにばら」に関しては殆ど記憶が無い。
たぶん、一度も読んでいないし、また誰からも聞いたことが無かったんだろう。

物語の冒頭部分は・・
(文章の書き初めに、いつも強い関心がある。なぜならそこから展開して行けるから)

A poor widow once lived in a little cottage.
In front of the cottage was a garden, in which were growing two rose trees; one of these bore white roses, and the other red.

貧しい未亡人はかって小さなコッテージに住んでいた。
コッテージの前には庭があり、そこには二本のバラの木が植えてあった。
一つは白の花をつけ、もう一つは赤だった。

この文で、bore をどう訳したらいいのか悩んだ。

カシオの電子辞書ではわからない単語があるとジャンプ機能がありすぐに電子辞書に飛べる。
そうすると、原義:うんざりさせる、退屈させると出てきた。これではおもしろくない。
bore2を押してみた、bearの過去形と出てきた。
そうすると〈花・実〉をつける とある。これがぴったりはまった。

そこにはbear2があり、なんとクマとあった。
まさか、この後出てくるクマにかけたんではと・・なかなかやるじゃない、と思ってしまった。

英文を読みながら、いつも感じることがある。
なんて、おもしろくない文を書く文字だろうと。日本語は中国から漢字を学び、音訓読み、かな、カナ文をすぐに工夫し、日本の自然や感情を表現することが出来た。
今、テレビの番組や書店にある本みたいに、「日本を自画自賛」、日本人よ自信を持て、みたいになり怒られそうだが・・。

たぶん、たぶんだが英語を知らない、私が読むから、そう感じるのであって、ネイティブの方々は日本人が日本語の文章を読むみたいに、詳細に文章の行間にある意味を感じているのだろう。

文は続く・・

She had two children, who resembled the rose trees. One was called Snow-White, and the other Rose-Red; and they were as religious and loving, busy and untiring, as any two children ever were.

貧しい未亡人には二人の子供がいました。
その二人はバラの木に似ていました。
子供の一人はスノーホワイトと呼ばれ、もう一人はローズレッドと呼ばれた。
貧しい未亡人も二人の姉妹も、敬虔で愛情に満ち、忙しくも元気な心を持ち暮らしていました。


わからない単語をジャンプで調べ、読書ノートに記録し、読み進めた。

おもしろく読めた。

ある日の晩、クマが小屋にやってきた、しかしこのクマは小人に魔法をかけられた王子だった。

家族と仲良くなり、ひと冬を過ごし、春になり、惜しまれながら小屋を出た。

しらゆきと、べにばらは森を歩いていると小人に出会った。
小人が困っているのを何度も助けたが小人は悪態をつき、感謝の心も無く去った。

そして、或夕方、森の中で宝石を広げて見ている小人に出会った。

小人はまた悪態をついた。

その時、あの熊が現れ、小人をひとけりで殺した。

おびえるしらゆき、紅バラに対し、熊は怖がることは無いと、話した。

その時、熊の毛皮が取れ、衣装は全て金色の若者が立っていた。

若者は王子だった。

しらゆきは王子と結婚し、べにばらは王子の弟と結婚した。

そして、最後の文。

They shared between them the enormous treasure which the dwarf had collected in his cave.

小人がほら穴に貯めた莫大な財宝はみんなで分け合いました。

The old mother spent many happy years with her children.

年老いたお母様は子供たちと長い間、本当に幸せに暮らしました。

本当にハッピーエンド。

よかった。
よかった。

次読んでいるのはカシオ電子辞書に内蔵している、グリム童話5作の最後です。

それは、「THE GOLDEN GOOSE」です。

「黄金のがちょう」、読んだことがあるようで、無いような話ですが、

今、楽しく読んでいます。










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