お通夜は葬祭場で行われた。
大きな祭壇だった。
流れる読経を聞きながら、初めて会った時から今日までの事が走馬灯のように頭の中を巡っていた。
7月10日に会ったのが最後になった。
弱弱しい声ではあったがしっかりと明瞭に話をしてくれた。
少々弱ってはいたが、まさか、一月後に亡くなるとは。
認知症にもならず、長年寝たっきりにもならず、周りの方々の手を少し煩わせただけで、あの世に旅立った義父。
満98歳の大往生だった。
本当に義父には感謝しても、しきれないほど、お世話になった。
本当にありがとうございました。
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