お通夜から帰ってきた

隣のおじさんが亡くなった。
65歳。
 
若すぎる。
 
早すぎる逝去である。
 
おじさんは私がこの地に居を構えてから
2年後にさら地であった隣に家を
新築した。
 
駅でたまに一緒になると、駅前の居酒屋に
誘ってくれ、酒をおごってくれた。
 
おじさんがデッキを自宅に造った時は
昼間から一緒に酒を飲もうと左隣のおっさんも誘って
3人で酒盛りをしたものだ。
 
家庭カラオケが流行った頃はおじさんの家で
カラオケに誘われよく歌ったものだ。
 
おじさんは風雪流れ旅が十八番でよく歌って
聞かせてくれた。 
 
正月を一緒に祝ったこともあった。
 
おじさんが定年になってからは会うことが少なくなった。
 
どうしているかと気になっていたが
 
今日の訃報。
 
人の命は短い。
 
霊前に手を合わせ
今までご迷惑をかけたことを詫びた。
生きている間にお詫びをしたかった。
本当にごめんなさい。
 

この歳になると身近な人がどんどん少なくなってくる。 
 
私も58歳。
 
いつまで生きれるか分からないが
悔いが多く残らない
残りの人生を生きたいものだ。 
 

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