今朝のNIKKEIプラス1より:後輩を傷つけない物言い

11月10日(土)NIKKEIプラス1 4s面に興味ある
記事が載ってましたので
転記し紹介します。

後輩を傷つけない物言い

素直に本音を伝え
人格否定はダメ


「うそをつくな」 「使えないやつだ」――。
部下や後輩にこんな言葉を投げつけたことはないだろうか。思わず発した一言で、相手との関係がギクシャクした人も多いだろう。一方で同じ注意をしても、言い方によって素直に聞き入れられる場合もある。後輩らを傷つけない物言いとは何か。アンケートなどをもとに探った。
 
「上司や先輩に言われて傷ついた一言は」。日本経済新聞社がインターネット調査会社、マイボイスコムを通じ全国の会社員(入社10年目までの男女5百人)に聞いたところ、最も多かったのが「バカ」「役立たず」など人格を否定するような言葉だった。
入社4年目の女性(27)はこんな経験がある。
仕事が多忙で毎朝6時半に出社し、何とか片づけている状態だった。
先輩に相談したら、「そんなに早く出社するなんてバカじゃないの」。自分の行動が無意味と言われたようで、ショックを受けた。「もう相談するまいと決めた」
次に目立ったのは、疑いの目で見るような物言いだ。例えば通信業の女性(26)が新人時代、上司に怒鳴られながら言われたこんな一言。「間違う人なんてお前しかいないだろう」。
社内でミスが起きた際、十分な確認もせずに、人のせいにするなんてと、その上司には、今なお不信感をぬぐえずにいる、という。

じっくりと話を聞く

「『聴く力が低下している」。話し方研究所(東京・文京)の福田健会長は、上司や先輩が部下を傷つける言葉を発してしまう背景をそう分析する。
「成果主義の影響で上司や先輩も余裕がなくなり、部下の言い分をじっくり聞かず、断定する物言いをしがちになっている」
サービス業で設計を担当する男性(24)は、取引先との連絡の行き違いがあった際、上司に「うそをつくな」と責められた。「確かに確認があいまいだったが、それを『うそ』と決めつけられ、いまだに引きずっている」と打ち明ける。
相手を傷つけないために、福田さんは「まずじっくり話を聞く」、さらに「徹底的に否定しない」ことをすすめる。
しかるときは相手を追い込まず「今回はたまたま失敗しただけ」などと自己肯定できる余地を残すのがポイントという。
注意するときなども「なるべく短く」終えるのが重要。資料にミスがあったら、注意するのはその点だけ。
「本当に無能だな」などと、人格を否定することにまで言及するのは厳禁だ。
「相手の長所をまずは一つほめ、心を開かせてから注意するといい」(福田さん)という。
サービス業の事務職の女性(29)は「中途入社直後に残業していたら、上司に『仕事が遅い。もういいから帰って』といわれた」。事実だが上司の言葉に傷つき、結局、その直後に、退職したという。
こんな時はどう言えばよかったのか。東京メンタルヘルス・アカデミー所長の武藤清栄さんの助言はこうだ。「『あなたは仕事が遅い』と部下を主語にするのではなく、自分が部下にどうしてほしいかを考え、『私はあなたにもっと早く仕事を終えて、帰宅し体を休めてほしい』と自分を主語に話しした方が本音が素直に伝わる」
上司の側も自分が部下にどうなってほしいか、「自分の本音に気づくことが大事」というわけだ。

表情などにも配慮

また、同じ「帰って」でも、しかめ面で言うか、笑顔で言うかで、相手の受け取り方は大きく異なる。「表情や態度など言語以外の部分に気を使うことも本音を素直に表現する際に役立つ」と武藤さん。
この本音の表し方は部下にも有効だ。上司に注意されると、部下もつい「どうせ上司は話を聞いてくれない」とかたくなになりがち。そこで「同様に自分を主語に『私は仕事が遅いといわれると落ち込んでしまうんです』と上司に本音を伝えていくことが重要」と武藤さんは指摘する。
「きつい一言が出る背景には、上司も不満がたまっているケースが多い。
普段からお互いに本音を言えるよう努力し、感情が爆発する前に、不満を解決する職場環境作りがベスト」とアドバイスする。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

私が通っている職場でも
入社してひと月未満の若い子が多数いて
先輩に怒られたとよく相談に来ます。

私がいつも話すことは
①君が思うほど叱った相手はそのことを気にしていない。
②先輩には次頑張りますとその件はその場で終わらすこと。
翌日に持ち越さないことが重要。
③一喜はしても一憂するな(旭化成の宮崎輝氏の言葉)
くよくよ考え悩んでいる時間など自分にはない、次の目標に向かう時間が無くなる
④できうる限り先輩と話すこと
しごとのこと以外でも何でもいい

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コメント

匿名 さんのコメント…
納得!子育てにしても、少しいえることではないでしょうか?勉強になります☆

なごだより
fuku さんの投稿…
コメントありがとうございます。
職場の若い方が悩んでいると
自分の若いころを思い出します。
頑張ってほしい。
負けないでほしい。
楽しいことを思い
今の苦しさを少し
忘れてほしいと思います。