けさの日経より：ｼｬｰﾌﾟ堺工場

私の興味あるシャープ堺の記事が
日経新聞に載ってましたので
ご紹介します。

シャープ堺工場

工業ガス1・2位、共同進出

太陽日酸
エア・ウォーター投資負担を軽減

工業ガス国内最大手の太陽日酸と2位のエア・ウォーターは共同で、シャープが堺市で建設中の液晶パネル工場に進出する。共同出資会社を設立し、液晶パネル生産に欠かせない工業ガスの供給設備を堺工場敷地内に設ける。最終的な投資額は六百億円を超える見通し。投資負担を軽減するため共同方式という異例の形態で進出する。

27日に発表する。新会社名は「堺ガスセンター」。太陽日酸が51%、エアー・ウォーターが49%出資して堺工場内に設立。来年8月に事業を始める。

2社は空気分離装置と呼ぶガス生産設備などをそれぞれ建設。役割を分担しながら、シャープや、敷地内に進出する部材メーカーに2009年度から各種ガスを供給する。太陽日酸は酸化防止などに使う窒素と、冷却などに使うヘリウムを供給。エア・ウォーターはガラス容器などに使う酸素と、酸化・窒化を防止するアルゴンなどを供給する計画。当初の生産量は酸素、窒素、アルゴンの合計で毎時五万立方㍍前後とみられる。

二社合わせて初期投資額は約３００億円で、最終的には６００億円を超える見通し。１工場向けの投資額としては国内工業ガス案件で最大規模になる。二社の国内シェアは合計で六割強に達するが、共同進出により投資リスクを分散しながら、世界最大の液晶パネル工場であるシャープ堺工場を顧客として確保する。

両社はすでにシャープに工業ガスを供給。大型液晶製造の亀山工場（三重県亀山市）には太陽日酸、中小型液晶製造の天理工場（奈良県天理市）にはエア・ウォーターが主に供給している。シャープ堺工場は両工場を大きく上回る生産規模になるため、共同進出を決めた。シャープ堺工場は〇九年度に稼働。ピーク時液晶パネルを月間七万二千枚生産する。部材メーカーなども集めた「エキショウコンビナート」にする方針で、すでにガラス大手の米コーニングやカラーフィルターの凸版印刷などが進出を表明している。

シャープ堺工場への進出を予定する企業

企業名 　　　　　　　　　　 製造品目など　　　　　 投資額
太陽日酸と 　　　　　　　工業ガス 　　　　　　　　　計６００億円超
エア・ウォーター

大日本印刷 　　　　　　カラーフィルター　　　　　 ４３５億円

凸版印刷 　　　　　　　　カラーフィルター 　　　　　４２０億円

米コーニング 　　　　　　ガラス　　　　　　　　　　　　 ８７５億円

関西電力　　　　　　　　 エネルギー供給　　　　　　 未定

大阪ガス　　　　　　　　　 エネルギー供給 　　　　　　未定

長瀬産業 　　　　　　　　化学薬液 　　　　　　　　　　９０億円

栗田工業　　　　　　　　 超純水 　　　　　　　　　　　１００億円超

　　　　　　　　　　　以上１２月２７日（木）日経新聞９面より


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