今朝の日経より:今春賃上げ 労使前哨戦

1月11日(金)日経5面の記事より

余力ある企業は容認
経団連会長


日本経団連は10日、賃金や雇用の在り方を議論する「労使フォーラム」を都内で開いた。冒頭に講演した御手洗冨士夫会長は余力のある企業は働く人々への分配を厚くすることも検討してよい」と賃上げを容認する姿勢を改めて表明した。
会長に招かれた連合の高木剛会長は「長く労働分配率が伸びていない」と、賃金抑制に陥りがちな経営側をけん制した。

経団連と連合は23日に首脳会談を開き事実上の労使交渉を始める。
今回のフォーラムはそれに向けた「前哨戦」の意味合いを持つ。
御手洗会長は賃上げについて「全体としては企業業績は堅調で、働く人への配分を考慮できる状況になっている」と踏み込んだ言い方で前向きな姿勢を示した。

ただ一律の賃上げはあり得ないとして、連合が指摘する労働分配率の伸び悩みにも「分配率はマクロデーター。しかも景気拡大時には低下する」と賃金交渉を左右する指標にならないとの見方を示した。

連合会長
非正社員含め改善を


一方、連合の高木会長は「企業が派遣社員を活用しすぎた結果、低所得の労働者を増やしている」と非正社員の正社員化など処遇改善を訴えた。
御手洗会長は「働き方のニーズは多様化しており、すべての雇用を長期雇用に合わせるのはかなり無理がある」と否定的だ。
       以上日経新聞より転記。

いろいろな働き方で派遣も必要かもしれない。
しかし、長期で勤めたいのに門を狭め派遣会社を多く利用している会社が多い。
一度どなたか日本の会社で全従業員に対する派遣社員の割合をランクづけし
公表したらどうか。

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