読書の秋:リンゴが教えてくれたこと



読書の秋だ。
この1週間は読書三昧だ。
1週間で3冊読んだ。

昨日も、関西空港の『まいどおおきに食堂』で昼食を済ましたのち、いつものように『関空TSUTAYA』を覘いた。

そこで見つけたのが、以前テレビで見たことのある木村秋則さんの『リンゴが教えてくれたこと』

すぐに購入した。

事務所に帰り、休憩時間に読んだ。

感動のあまり、涙がにじんできた。




『リンゴが教えてくれたこと』

2009年5月 1刷
2009年8月 6刷

著者 木村秋則

発行者 羽土 力
発行所 日本経済新聞出版社

リンゴを完全無農薬・無肥料で栽培に成功するまでと、成功してからその成果を広める活動をされている話。



死のうと思い、ロープを持って岩木山に登って行った。

岩木山の中腹でドングリの木がリンゴの木に見えた。

そのドングリの木が虫も病気もないのに気付き、そして足元を見るとふかふかでやわらかいクッションのような土を発見した。
その土と同じ環境を作ればいいのだと・・・悟った。

それまでに生活を支えるために色々な職をされた。

私と同じ年だが前歯が全くない理由もわかった。

今日最後のページを読み終えた。



私は昨年の10月から狭いながらも農業のまねごとをしている。
木村さんは完全無農薬・無肥料で作っているが。
私は完全無農薬・有機肥料で野菜を作っている。

満足のいく野菜の出来で今のところ何も不満は無い。

しかし、害虫の被害をもう少し少なくしたい。

今は害虫対策のために人参、ジャガイモを除きほとんどすべての野菜の畝に寒冷紗をかけている。

寒冷紗をかけずに野菜を作れないのか。




土作りが大切なのは作物を作って本当に分かった。
完熟していない堆肥を埋めた畝は種をまいても芽が出にくい。
芽が出ても大きく生りにくいことを経験した。

完熟堆肥を作るため、休みになると落ち葉拾いに行っている。
幸いにも、近くには桜並木も多数ある。
少し歩けば裏山だ、林道の端には落ちた葉が多数重なり合っている。


木村さんの『リンゴが教えてくれたこと』を読んで考えたことがある。

完熟堆肥を全畑にすき込み土作りが出来たら、寒冷紗を少なくして野菜作りをしてみたい。
そして、試しに無肥料の畝を数か所作りたい。




いつも訪問いただきありがとうございます。





 
 
 

コメント

kayocco さんのコメント…
私も「リンゴが教えてくれたこと」図書館で借りて読みましたよ!
すごく心動かされました。
この本、沢山の人に読まれたらいいですよね。
より良い日本の農を、導いてくれる本だと思います。
fuku さんの投稿…
Kayoccoさん。おはようございます。
Kayoccoさんも読みましたか。いい本ですね。私も久しぶりに感動し、読んでいるときに涙がにじみ、周りの人に悟られないようにするのに気をつかいました。農業のまねごとも木村さんの教えに少しでも近づくようにやりたいと決心しました。