読書の冬:自然農法 『わら一本の革命』 福岡正信著 







12月9日から読み始めた、福岡正信著自然農法『わら一本の革命』を12月14日に読み終えた。

この本は図書館がリサイクルしたものをもらってきたものだ。
本が古くなると定期的にリサイクルし無料で配布しているみたいだ。

本の発行年月日を見ると
1983年5月30日第1刷発行
1986年4月10日第6刷発行
とあった。

1986年発行、今年は2009年だから23年前に発行されたのだ。
自然農法があることは分かっていたが、それを誰が初めて称したのか初めて知った。


私は以前も書いたが、ほったらかし、ぐうたら農法とさげすんでいた。
本物はそうではないと知った。


昨年10月に家庭菜園畑を借り農業のまねごとをするようになった。
その時私が理想とする農地は
①無農薬
②無化学肥料
③有機肥料
④草はある程度あってもいい、カエル、蜘蛛、テントウムシ、カマキリ、ミミズ等が遊ぶ畑(蛇は駄目)

だった。

刈った草を敷いた畝に寝そべりカエルが遊んでいるナスの葉を数十分も眺めていたこともある。

野菜づくりの本を何冊も読んだ。
そして3月に読んだ本で煙草を吸った手で、トマトを触ると煙草ウイルスが手からトマトに移り、トマトが枯れるとあった。
それを読んですぐに煙草を止めた。

もっともっと農業、野菜づくりを知りたいと、ネット検索と本をさらに買い読んだ。
EM『微生物の農業利用と環境保全』比嘉照夫教授、『EMでいきいき家庭菜園』サンマーク出版、りんごが教えてくれたこと木村秋則著

今回読んだ本『わら一本の革命』も私が理想とする畑が出来ないかと思いながら読んだ。

この本は農業の本というより、福岡正信氏の世界観、人生観の哲学書が大部分を占めていた。
私には難しすぎる。
しかし、ヒントは得られた。


私が印象に残ったキーワードを書き連ねると

稲わら、麦わら、粘土団子、不耕起、無肥料、無農薬、無除草、クローバー、等など。
わらがいいんだ。わらを確保する手立てを考えないと。

わらが確保できるできないにもかかわらず来春から畝間に緑肥、草生栽培をやろう。
えん麦、アカクローバーの種を畝間にまきわらのかわりに畝に敷こう。

粘土団子はまだ先だ。一年後ぐらいにためそう。

不耕起・・・耕した土地は乾燥しやすいそうだ。耕さなくてもいい土を早く作らないといけない。

無肥料・・・肥料は作物を過保護にするそうだ。よくテレビなどで稲の根っこの違いを見たことがある。しかし、近所で自然農法と言っている方の畑で野菜がよく出来たと聞いたことがない。
無肥料でもいい、土づくりが出来てないのに、形だけ真似するからだと思う。
5年後を目指して無肥料にしたい。

無農薬・・・強い野菜を作れば、害虫、病気はやってこない。弱った野菜が自分を食べてくれと臭いを出しているそうだ。
土を作ればこの問題も解決できそう。

無除草・・・花の咲く頃を狙って刈る。引き抜くのではなく。刈った草はそのまま畝に敷く。


福岡正信氏は1913年2月2日生まれで昨年2008年8月16日95歳で老衰で天寿を全うしたそうだ。
粘土団子での砂漠の緑化に興味があったので、グーグルの画像検索で調べてみた。
福岡正信氏に賛同したくさんの方々が海外で活躍していることを知った。
ベトナム、中国、タイ、スペイン、イタリア、インド、ギリシャ、ケニア等

特にケニアで活躍中のレインメーカープロジェクトの動画を見て感動した。

本当に小さな粘土団子だが、砂漠化したところで寒暖の差で露を団子の下の方に集め、そこが湿って何十個と混ざっている種の中でそこにあったものだけが発芽し、そして環境に勝った者だけが大きく育つ。誰でも思いつきそうだが、思いつかない。
本当にコロンブスの卵だ。

いろいろ本とかネットで調べていくうちに分かった。
EMの比嘉教授もりんごの木村氏も福岡正信氏に強い影響を受けていたんだ。

私も頑張ろう、福岡正信氏が何十年もかかって自然農法を確立したがそんな時間は私には残っていない。
変わったやつだと言われてもいい。
貸し農地のご近所に迷惑をかけない程度に自然農法に近づきたい。




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追記
今日は色々あった。
ブログに×ようなものでは無い。

反省と神に感謝したい。
 




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