大工哲弘が歌う『生活の柄』

 

いつも

いつも

今年になって

毎日

一寸した隙間時間があると

BEGINの『昔美しゃ今美しゃ』をipodで聞いている。
早く三線で唄三線をしたいために。

今日21時に仕事を終え、関空大橋を電車で渡っている時

なぜか別の曲を聞きたくて、くるくる回していた。

大工哲弘の『生活の柄』で止まった。

渋い大工さんの唄が三線の響きとともに聞こえてくる。




歩き疲れては、夜空と陸との隙間にもぐり込んで
草に埋もれては寝たのです。ところかまわず寝たのです
歩き、疲れては、草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ、寝たのですが眠れないのです

近頃は眠れない。陸を敷いては眠れない
夜空の下では眠れない
揺り起こされては眠れない
歩き、疲れては、草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ、寝たのですが、眠れないのです。

そんな僕の生活の柄が夏向きなのでしょうか
寝たかと思うと寝たかと思うと
またも冷気にからかわれて、
秋は秋からは、
浮浪者のままでは眠れない。
秋は秋からは、
浮浪者のままでは眠れない。



なぜか知らないが気になる曲です。

この曲を聞くたびに

昔、昔、20代の前半ごろ飲み過ぎて夜なかに草むらに寝た思い出がよみがえる。

そして、しばらくすると

30代後半に世を捨てて大阪日本橋で段ボールを拾って生活しようかと
思ったことが懐かしく想いだされる。

飛び出す勇気もないのに

妄想ばっかりの日々だったあの頃。




この頃

海、山、航空機、働く人々を見ながら

ふっと昔の自分のあやまちだらけの人生を思い出す。


残り少ない人生。



これからの自分は

振り返った時に

自分に恥ずかしくないように生きたい。



今を一生懸命に生きたい。


今日は一生懸命に生きただろうか。

仕事は。
島唄は。
知的生産は。
家族との会話は。



明日は仕事休み。

夜明けとともに畑に行き
猪の被害状況を見に行こう。





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