『私はついてる』と言う・・話


←画像は仕事帰りの駅。




今朝の出勤時、記憶に残る体験をした。

これから話すのは

私は本当についていると言う出来事です。


いつものように朝6時11分にJR阪和線日根野駅に着いた。

階段を上り関空行きのホームに着くと、何かが変だ。

いつもはホームで待っている電車がいない。

数秒たって、 放送があった。

声が小さい、語尾がはっきりしない、何を言っているのか分からない。

しかし、胸騒ぎがする。

何度も、天王寺方面を見る。

放送が再び聞こえた。

今度はよく聞こえた。

JR阪和線○○駅で人身事故があり、6時10分から南海電車に振り替え輸送をするということだった。

すぐに、階段を上り、問い合わせ等で混雑する改札口を出て、

駅前広場のタクシー乗り場に行った。

もう、すでに十数名の方が並んでいた。

これでは無理だ。

7時から仕事だ。

もう30分余しかない。

タクシー待ちの列を離れ、踏切を渡り、13号線の交差点に歩きながら

自宅に電話を入れた。

駅に迎えに来るように。

そして上司に電話を入れた。

上司と話していると13号線の交差点に着いた。

左を見ると

赤信号で止まっているタクシーを発見。

フロントの右を見ると『空車』だ。

すぐに携帯の電話を切った。

道路のむかい側に停車しているタクシーの運転手さんに

≪関西空港に行って欲しい≫

後ろの扉が開きソファーに座った。

≪助かった≫
≪これで仕事に間に合う≫

≪航空機に間に合わないので急いで欲しい。≫

タクシーは急いで向かってくれた。

私は途中で切った、上司に電話を入れ、今タクシーに乗り関空に向かっている事を話した。

自宅に電話を入れもう迎えに来る必要は無いことを話した。


私はついている。

私はついていた。

どれだけ金がかかろうが、仕事の時間だけには間に合わせたい思いで
電話をしていた。そして目の前に願いがかなった。タクシーが私を待っていたのだ。

こんなに嬉しく、心が、興奮するのは何年振りだろうか。

嬉しい。


しかし、こんなにツキを使ったら、後はマイナスになるのではと・・一瞬思った。


まあ、いいさ。

また、ツキを貯めればいいのだから。






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