今朝の朝刊から・・毎日新聞『過労自殺』の若者急増

いつの間にか仕事の日の私の日課になってしまった。

仕事と仕事の間の隙間時間に

休憩所に行き新聞を読むこと。

5紙読む。

だいたい読む順序は決まっている。

今日の各紙の一面は

①日経   スマートフォン高速化
②朝日   軟弱地盤に3800人居住
③毎日   『過労自殺』若者急増
④読売   日台漁業協議年内に再開
⑤産経   維新陰り連携に舵

日経、朝日と読みこれはと言う記事はデジカメで撮り
電車の中とかその他の隙間時間に拡大して読むのが私スタイル。


毎日新聞の1面・・・

『過労自殺』の若者急増
どうか、誰か助けて
15時間勤務 休憩30分

「体が痛いです。体が辛いです。
気持ちが沈みます。早く動けません。
どうか助けてください。誰か助けて下さい」

2008年6月12日彼女は自殺した。

彼女とはその2ヵ月前に新入社員として
国内外に約700店舗の≪ワタミフードサービス≫に入社した、森美菜(モリ ミナ)さん(当時26歳)です。

そして亡くなる一月前に彼女が使っていた黒いシステム手帳に小さな字で走り書きしていたのが
「体が痛いです。・・・どうか助けてください。誰か助けてください」です。

涙がにじみ読みすすめながら眼鏡を持ち上げ涙を拭いた。

ワタミに入ってたった2ヵ月で彼女は自分自身で命を絶った。


毎日新聞3面を読み進めて行くと

自殺する前日の2008年6月11日
美菜さんは連続6日働きその翌日
休みの日に東京本社で午前7時から
早朝研修に参加。

ワタミ創業者の渡辺美樹会長の著書
『夢に日付を!』の読書感想文を書くようにと
その日の課題として与えられた。



美菜さんのPCに残っていた感想文

『「夢」とは何だったんだろう ?何か楽しいものだったんだろうか?今は、足元しか見えない。遠くを見通せる日は来るのだろうか?日付を入れれば、見えるようになるのだろうか?』

苦しかっただろう。

悔しかっただろう。

数年我慢すれば・・農場で働けると思ってた26歳の彼女。

研修翌日の午前1時か2時墜落死で亡くなった。


2008年6月12日自殺してから

4年3カ月の

2012年9月20日 美菜さんの労災認定が認められた。

父豪(ツヨシ)さん(64歳)母裕子さん(58歳)が東京都大田区のワタミグループ本社を訪れ、経営陣に対し謝罪と損害賠償について直接協議に応じるように申し入れたがワタミ側は直接協議を拒否し弁護人を代理人に立てて協議を続けて行く意向を繰り返したと。

もうすでにtwitter等でワタミ会長の言葉が出ているので書かないが

私は2008年にこの報道があった日以来

テレビで会長が出る度に虫唾が走るようになった。

2012年のブラック企業市民賞に選ばれたとネットに出ているのを今日見た。





■彼女は1カ月141時間26分の時間外労働が認定されたこと。
 1日12~15時間勤務で休憩30分とういう実態。

■厚生労働省が過労死のリスクが高まるとする「過労死ライン」(月80時間以上の残業)を遥かに超えていた。これが2011年12月に定められた同省の新しい労災基準でストレス程度「強」と判断された。



これ以上は書けない。





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