ジニ係数て知ってましたか

2012年12月11日の新聞に書いてあったことが気になった。

中国の所得格差

世界最高水準に

ジニ係数「紛争レベル」突破


中国の2010年のジニ係数が0.61と世界最高水準に達したそうだ。

中国国内の大学や銀行が調査した結果だから信じてもいい・・かも。

ジニ係数は国際的に0.4以上が社会紛争の多発する警戒線。

中国はこれをはるかに上回っている。


ジニ係数とは貧富の格差を計る指標です。

ジニ係数は縦軸に所得の累積構成比(%)をとり
横軸に世帯数の累積構成比(%)とりその占める面積の比で分かるそうだ。

ジニ係数は0から1までの値をとり分布が平等であれば0に近づき
格差が広がり不平等であれば1に近づく係数です。

1に近い方が格差が大きな国です。


世界のジニ係数を調べてみた

地域国      ジニ係数     調査年
世界平均     0.44        2010
中国        0.61        2010
アメリカ      0.37        2004 
イギリス      0.34        2004
日本        0.28        2009 最近は日本も右肩上がりにあがり格差社会に
フランス      0.28        2005
ボリビア      0.59        2006
ボツワナ      0.63        2006
中央アフリカ    0.61        1993
香港         0.59        2007


危ない数字です。

現在の中国では上位の10%の家庭が民間貯蓄の75%を有して
そして55%の家庭が貯蓄をほとんど持っていないそうだ。

中国の半分以上の家庭が貯金ゼロらしい。

日本を追い抜いて世界2位の経済大国になったといっても

1億2千万の人口の日本
13億5千万とか14億とか言われている中国。

単純計算すると国民一人の所得は日本の10分の1だ。

日本が年収500万円だとすると
中国は年収50万円だ。

危うい数です。

上位10%の大金持ちだけで日本の人口を超える。
この魅力に企業はひかれるだろうが
これだけの格差がどんどん広がっていくと、内乱がいつ起こってもおかしくない。

邪教と500人以上も拘束され、デモや暴動などの抗議行動は2011年は中国全土で
18万件もあるそうだ。

完全に統制されていると思われる中国でもそうでないのが実情。

中国では学生の就職にも賄賂がモノを言う世界らしい
1流の国有企業なら50万元(約650万円)
地方の国有企業でも5万元は必要らしい。

共産党や政府の汚職体質も年々増え
共産党中央規律検査委員会によれば2011年に15万3940人が規律違反で処分されたそうだ。



鬱積された国民の不平不満を外に向ける為に
反日抗日教育はさらに強化され、尖閣諸島の領海侵犯領空侵犯を日常化し
そして、日本が手を出せないと知って、予期せぬ日に尖閣に上陸し
あっという間に施設をつくり支配するかも。

5年以内に戦争が起こるかもしれないと心配している60代半ばの爺の心配ごとを
今夜は書いてしまいました。


















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