著者:池上彰
発行所:㈱中経出版
2012年12月19日 第1刷発行
この本は2013年2月4日に新関西国際空港(kix)の2階にあるツタヤで購入。
2月11日読み終えた。
1月の半ばごろだった。
新聞を読むと、自衛隊がゴラン高原での国連平和維持活動(PKO)の任務を終え撤収を完了したとあった。1996年2月から約17年間、のべ約1500人の自衛隊の方々が派遣され輸送等の後方支援にあたってきたそうだ。私が40代の半ばごろからか・・長い活動だな~と思って読んでいた。
前置きが長くなったが
2月4日ツタヤでぱらぱらめくっていたら210ページに≪自衛隊の海外派遣は憲法違反?≫の項目で止まった。次のページに自衛隊の主な海外派遣先が列挙されていた。
これは買って詳しく読まないといけないと思い購入。
自衛隊が派遣されたのは1991年湾岸戦争後のペルシャ湾での機雷撤去作業、これが最初。
そんなに多くないと思っていたらこれが私には意外と多く感じた。(たぶん私の知識の無さで)
■後方支援・復興支援 3か所
■国際連合平和維持活動(PKO) 4か所
東ティモール国際平和協力業務(2002年~)はまだ継続中。
■難民救援活動 5か所
■国際緊急救援活動 11件等
政治に関心を持っていると自分では思っていても、これだけ自衛隊が世界で貢献しているなんてあまり知らなかった。
新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、PC等々で見たり聞いたりしているが、あまりに自分の中に残らず通り過ぎていることになんだか自分が情けなくなってきた。
これでは駄目だ。
もう一度一から詳しく勉強しようと思った。
分かっていることも多かったが分からないことも多く書いてあり楽しく読むことができた。
38項の≪政治主導とはどういう意味か≫これはその通りだと思った。
国会答弁などの中継を見ていると、政治主導だと言って官僚の発言を許さないことをたまに見ることがあった。大臣の答弁がしどろもどろで相手の聞いていることに答えず的外れの全く関係ない答えになっているのを見るとこの国の大臣がなさけなくおもえてきた。
何のために官僚がいるのか、人を動かすことはなんなのか
これを誤ると国が間違った方向に行く。
私達が政治の基本を勉強して国や地方自治体が間違った方向に行かない為に
読んでためになる本でした。
池上彰さんの語り口は頭に入りやすいね。
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