著者:豊田有恒
発行所:祥伝社
2012年7月10日 初版第1刷発行
2012年8月15日 第5刷発行
この本2月9日(土)夜勤を終えて帰る途中、KIXのツタヤで購入。
2月12日(火)に読み終えた。
恥ずかしながら、この本を読むまでは著者の豊田有恒氏を全く知らなかった。
1938年5月生まれで、日本SF作家クラブ5代目会長を務める有名な作家です。
wikipediaで調べると良く分かった。すごい作家です。
私がこの本を買ったのはお隣の国、韓国が何故ハングル文字を使っているか、
誰がつくったのか、それはいつごろなのか、以前から少し興味があったからです。
豊田有恒氏は本当に韓国が好きなんだと感じた。
韓国に何度も行き実際に勉強しているから書いていることにも重みがある。
ハングル文字の創始者は朝鮮王朝第4代国王の世宗王(セジョンワン)で1446年らしい。
しかし、すぐには普及せず王の文字を意味するハングルという呼称も20世紀になってかららしい。
諺文と呼ばれ蔑視されていたハングルに光を当てたのは福沢諭吉先生とあった。新鮮な発見でした。日本は中国から漢字を取り入れ自然発生的にかな文字ができ、かな漢字交じりで表記するようになった。明治維新以来欧米各国の新しい知識技術をどん欲に取り入れることに力を入れ、その時に日本に無かった欧米の用語を日本語漢字表記に翻訳した。この単語が中国や韓国などでもかなり使われているらしい。『韓国の場合は音読みの和製漢語ばかりでなく、訓読みの日本語を韓国音で読み変えた単語が、数えきれないくらい使われているのである。』と豊田有恒氏は書いてある。
昨年10月に読んだ本:≪中国はなぜ「軍拡」「膨張」「恫喝」をやめないか≫に書いてあったと記憶するが、文字はすすんだ所から比較的遅れた所に流れていくようなことが書かれていた。
日本は中国から漢字を学びそれを日本的に替えかなをつくりほとんど100%の日本人が漢字仮名交じり文の本を読み書くことができる。欧米の進んだ考え技術用語も漢字に翻訳した。
その言葉が漢字の先生の中国で多数使われ、お隣の国韓国では和製漢字が約70%になるらしい。
その韓国では戦後、日本から来た言葉を表示使うことが嫌で強制的にハングルになってしまったらしい。もう漢字表記に戻ることは無いだろうと私は思う。
日本が起源だと分かる漢字表記は悔しくて腹が立つ事だからだろう。日本に全て教えてやった、と思っている人が多いお国柄だから。
この本を読んだ機会にハングル文字を少し勉強して見たいと思うようになった。
案内表記は日本語、英語、中国語、そしてハングル表記がほとんどだ。
ハングル文字が読めたらちょっと面白かも。
コメント
記号にしか見えない(爆)
読めたらすごいと思います♪
勉強してみますか?☆
ほんと、記号ですね。
豊田氏も言ってました。
少しだけでも読めたら
面白いかも。