著者:造事務所
発行所:株式会社三笠書房
8月26日から読みはじめ今日8月30日、関西空港に向かう車中で読み終えた。
私は宗教を持っていません。
しかし、私の子供は神社に行き、七五三では寺兼神社に行き、亡くなった両親は仏式でお送りし、お墓に骨を納め、数年おきに沖縄に帰りお墓参りをしています。
井沢先生の本を読むようになって、日本の仏教のことをおぼろげながらですが分かったような気になってます。
しかし、全然分かっていない。
あまり深く勉強する気も無いが、毎日新聞を読んでいると、信じる宗教、宗派の違いで、争いになり、武器を持って争う兵だけでなく、民間人の多くが亡くなっている記事を見ます。
おおかたの日本人には、私を含めて宗教が原因で殺しあうなんて、たぶん、理解できないだろうと思います。それだけ日本人は宗教に無関心だろうと思います。
私は思います。
日本人の宗教は国民の象徴である、天皇を日本国の最高の教祖としてあがめていることではないのか。
韓国や中国に政治のことをなんと言われても極端に反発することは無い。
また、アホな韓国や中国が馬鹿なことを言っている、もう何十年聞かされたことか。
韓国も中国も日本の投資と技術援助でここまで成長したことを認めたくない気持ちが、プライドが許さないのだろう。
しかし、日本国民がこと天皇に対しての侮蔑に対しては、大多数の国民が「怒り」「悔しさ」「憤り」を感じるのではと。
たぶんではあるが、韓国の元大統領がその後数回同じことを言ったらどんなことになっていたか。
考えるだけで私は怖い。これほど普段は空気みたいに何も感じていないが、体の隅々、心の隅々まで天皇は日本国民の中にあるのでしょう。
宗教とは心のよりどころ。
自分を包みこんでいる、教え、思い、行動規範、なんといっていいかわからないが
これを侮辱されたら怒るのは当然だろう。
なんで、そんなことで怒るのかというのは、宗教を知らないからだろうと考え、今は世界の宗教に凝っている次第です。
この本を読んで自分なりにたぶんそうだろうと思ったことは
ルーツを同じくする
①ユダヤ教
②キリスト教
③イスラム教
でも、全く違うことだ。
特に、イスラム教のムスリムさんは大変だなと思った。
食べたら駄目なのは多いし、一日に何度もメッカの方角に向かってお祈りしなければいけないし、トイレも女性、男性の関係も・・・あー大変だ。
日本に生まれて良かったと思う。
仏教とヒンドゥー教は輪廻転生から解脱することが最終目的らしい。
死んでも生まれ変われるのはいいと思っていたが、何に生まれるかは分からないし、生きることは辛いことが多い。解脱ということはもう生まれ変わらなくなることらしい。つまり苦しい弱肉強食の現実世界に戻って生活をしなくてもいいことだ。
輪廻転生をしない為に執着を捨てて「悟り」を開いた状態が究極の平穏な状態らしい。
つまり、仏教ではお金儲けをしたい、何かを達成するために汗水たらして苦労努力し、苦しむことは駄目で、何事にも執着せず、こんなもんやと生きることが幸せですよと教えているのだろうと、この本を読んで感じたことです。
アホかお前は!
と、仏教界の皆さま方に言われそうですが、今の私の知識はこれぐらいのものです。
最後に、神父と牧師さんの違いが分かって良かったです。
いろいろ覚えると忘れるので
神父→カトリック
牧師→プロテスタント
これだけは忘れず覚えておこう。
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