読書感想文:井沢元彦著 逆説の日本史 別巻2 ニッポン風土記[東日本編]


8月14日から読み始めて、今日21日読み終えた。

井沢先生の本は本当に面白く読めます。

読んでいると、そこにいるように情景が浮かぶので、なにか小説を読んでいるような感じがします。

今回読んだ[東日本編]は北陸道:若狭国から佐渡国、東海道:伊賀国から常陸国、東山道:近江国から陸奥国、特別編で蝦夷国(北海道)、琉球王国(沖縄)、そして最後は日本国でした。

添えられている「新人国記」がなにか的を得た表現みたいに思えてまた面白かった。

昔の国名は天皇の住まわれている都から見て、どうなのかというので地名がつけられたのを初めて知りました。64歳にもなって恥ずかしい限りです。

一例をあげると、近江国(現在の滋賀県全域)は淡海:あわうみ(淡水湖)がなまったもので
「都の近くにある湖国」ということで、「近江」という字をあてたそうだ。

それに対して、静岡県西部には浜名湖があり都から遠くにある湖がある国だから遠江国(とおとうみ)と名付けられたらしい。

源氏とか平家と名前だけは良く知っているが、そもそもそれがなんなのかはほとんど知らなかった。この本を一度読んだだけでは、まだおぼろげで他人に説明をせよと言われると本当に自信が無い。しかし、読んでいる時は、あ、そうだったのかと分かった気になれた。

奥が深いね。

私がうまれた沖縄のことは、ほんの数ページしか無く、消化不良になった。
もっと深く書いている本を探して読もうと思っただけでも自分の得になった気分だ。

今年の年頭の目標として毎月本を最低でも3冊読むこととした。

もし、これが無かったら年10冊も読んでいなかっただろう。

今年になって40冊以上も読むことが出来て本当に良かった。

知らないことだらけで、残り少ない人生を終えたかもしれない。

明日からは、しばらく井沢先生の著作から離れて、簡単に読み流せるものにしたいと思い
昨日、昼休みにKIXの丸善に行き4冊購入した。
2冊取った隣に櫻井よしこ氏の本が2冊ありこれは簡単ではないがくわえました。

①国境奪い合いの世界地図
前々から疑問に思っていた。なぜ世界には直線の国境が多いのかと。
これが解決できそうな本だ。

②この一冊で出会の「四大宗教」がわかる!
なんか、混同している宗教が私の頭の中にある。これをすっきり出来そうな気がする本だ。

③日本の覚悟
尊敬する櫻井よしこ氏の最新本です。
櫻井さんの本を読むたびに思います。感情的にならず、自国のことそして他国のことをしっかりと勉強しなければいけないことを。


④異形の大国 中国
これも櫻井氏の本です。平成22年11月に初版発行の一寸古い本ですが、前から読みたいな~と思っていた本で「日本の覚悟」の隣にあったので迷わず取りました。

仕事、農作業、三線練習等々と楽しく時間を使ってますが隙間時間を利用して本も楽しもうと思います。






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