気象学:上空に吹く風はどうなっているのか・・やっと理解できた


やっと、今日分かりました。理解しました。

「高度1000m以上の上空で吹く風は等圧線に平行に吹く」これがなかなか理解できず
この1週間、なんで、と、頭の中でず~と考えていました。

今日、仕事しながら、空を眺めていると、地上付近の雲の動きと、その上空の雲の動く方向がはっきりと違うのが見えた。

今日は台風が過ぎ去ったといえ、まだまだ雲が多く風が強い日でした。
空を見て、雲を見ると、畑の畝みたいな雲が見えます。
場所を変えて見ると、積雲、高積雲、積乱雲と思える雲がありました。

台風が多数の積乱雲の集まりであるというのが分かりました。

そこで、上空の雲の動きをよく見ると、地上近くの雲は北の方から流れている気がするが
さらに上の雲は少し東の方向の方角に流れている。

いつも腕にはめているカシオのプロトレイクで方角を確認すると間違いない。

一つの仕事を終え、次の仕事に入るまで、考えた。

なぜ、上空1000m以上では等圧線に平行な風向きになるのか・・・

等圧線に直角に気圧傾度力が働き、低気圧の中心に向かう力が働き、風がそこに向かおうとすると、コリオリ力が働き、右に傾く。右に傾いた風に更にコリオリ力が働き、更に風向きは右に傾く、そして、最終的に低気圧の中心に働く気圧傾度力と風向きと右直角に働くコリオリ力が相殺され、風向きは等圧線に平行になる。

一気に等圧線に平行になるのではなく、徐々に右向きになり、最終的に気圧傾度力とコリオリ力が同じになった時に等圧線に平行な右向きの風向になるのだ。


そのことが、自分なりに分かった時は本当に嬉しかった。

気象を勉強していると本当に楽しい。

雲を見ても風を感じても、太陽も山も海も全てが不思議に満ちているが、何故なんだ?と、いうこと疑問が一つ一つ分かってくると、分かる度に脳が楽しくなる。

いい趣味を持ったもんだと自分なりに嬉しくなる。


 

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