読書感想:日本人はいつ日本が好きになったのか



著者:竹田恒泰
発行所:株式会社PHP研究所
2013年10月2日 第1版第1刷

2013年10月1日(火)KIXの丸善で購入。
10月2日(水)に読み終えた。

すごく読みやすく、たぶん集中すれば2時間ほどで読んでしまうくらいだ。

今、書店に行けば、中国、韓国関連の本と日本の歴史、憲法を見直そう、中国の挑発からどのようにして日本を守るか等の書籍が多くなっている。そして、それがみな売れているそうだ。

この竹田氏の「日本人はいつ日本が好きになったのか」もその一つです。

数日前の新聞で見たが、発売してすぐに売れ行きベスト5の中に入っていた。

本を最初のページから読んでいくと、なかなかタイトルの日本人はいつ日本が好きになったのかの主題にたどりつかない思いがしていた。戦後のGHQ占領政策、日本人を二度と米国に立ち向かってこないようにする為の日本人の内部から変える教育、日本国憲法ができたいきさつなどが分かりやすく書かれているのを読んでいくと分かるようになってきた。櫻井よしこ氏の「眞相箱」の呪縛を解く、日本よ、「歴史力」を磨け等に書かれていることと同じようなことが簡潔にまとめられていると感じた。

結論として竹田氏は近年、日本人が日本のことに興味を持った。日本で日本ブームが起きたのは、戦後初めてである。日本人が日本を好きになったのは、東日本大震災からでは無かったかと思う。これだけ大きな災害を経験しないと気付かなかったと思うと、日本人として反省しごくである。

私達は震災で、大切なものはカネだけではないということに気付かされた。これまでに意識もしていなかったこと、たとえば家族や地域の絆や、日本人の精神、そういったものに本当に価値があることを知った。

もし将来、真っ当な教育が施されるようになり、憲法第9条が改正されて敗戦コンプレックスから抜け出し、未来の青年達が、日本人であることの誇りと、国を愛する心を持つようになったら、日本はどうなるだろうか。そうなったら、日本は輝きわたると私は思っている。

竹田氏の思いに私も大賛成です。

最後に3年前からの大きな出来事を記録しておきます。

2010年9月7日 尖閣諸島中国漁船衝突事件
2010年11月4日 YouTubeへ動画流出

2011年3月11日14時46分。東日本大震災

2012年8月10日 韓国大統領李明博竹島上陸
2012年8月14日  韓国大統領李明博 天皇謝罪要求 天皇に対し跪いて謝るべき発言


この3事件が日本人が日本をあらためて考えるきっかけを作ってくれたと思っています。
そして、日本人の心に火を点けたのは 韓国大統領李明博の天皇謝罪発言だと思います。





コメント