読書感想:百田尚樹著 幸福な生活


短編を集めた本でした。

「幸福な生活」という本のタイトルなので、幸せな生活を書いてあるのが多いのかと読むと・・完全に裏切られましたね。

ほとんどが幸せで無く、いや、幸せと思っていたが、幸せで無かったみたいな話しだった。

唯一幸せと思ったのは「ママの魅力」だ。

子供の危機を救うために鎖を外された凶暴な土佐犬を素手で倒す。

最後の一行の言葉が良かった。

「伝説の怪物○○がこんなところに!」


私は水戸黄門に象徴される、勧善懲悪 いいものは最後に勝つのだ、という物語を面白いと読んだり見たりした世代だから、逆転で奈落の底に落ちる、最後の結末は好きになれない。

でも、久しぶりにショートショートな小説を面白く読めて良かった。

今日からは同じ百田さんの小説「風の中のマリア」を読みます。
途中まで読んでいる、竹田さんの「現代語古事記」はしばらくお休みです。



コメント

hisami さんの投稿…
永遠の0の影響で
百田さんの作品読んでる人
最近多いですね
本屋でも目に入る場所に
百田さんの本が並べられてます
fuku さんの投稿…
hisamiさんお早うございます。kixの丸善やツタヤさんでも平積みコーナーを設けています。百田さんの本は7冊読みましたが本当に読みやすく疲れません。2月はもっと読みたい。