「別冊正論 亡国の巨大メディアを撃つ!NHKよそんなに日本が憎いのか」を読んで


昨日、今年初めて本を一冊読了した。

私は何にも知らないことが多すぎることを知った。

平成21年4月5日にNHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー・アジアの”一等国”」があり、その後日本の裁判史上、最大規模となる一万人の集団訴訟が起こされたことを。
 台湾のパイワン族の方々を「人間動物園」として扱った報道。昨年11月28日に東京高裁で NHKに対して百万円の支払いを命じた。しかし、12月11日にNHKは最高裁に上告した。

いつも新聞やネットの報道を見ているつもりだがほとんどうわべだけで実はたいして知らないことを知った。事実この「人間動物園」の報道、その後の裁判など、この正論別冊を読むまで知らなかった。

これからはもっと関心を持って、疑問を持ち毎日の報道、ドラマ、雑誌、本を読まないといけない。

特にNHKには要注意だ。

別冊正論のなかで元海上保安官一色正春氏が書いてあった。
すこし長いが全文をそのまま記録します。

●何が報道され、何が報道されなかったのか。問題は、如何にも公平中立を装って、特定の方向に世論誘導することだ。

●最後に私がNHKの職員にインタビューを受けた時の話をしておきます。私は「毎年NHKは八月になると戦争云々の似たような番組を放送するが、一体NHKの放送の原点は何ですか」と訊いたところ

「あの戦争は間違った戦争であり、二度とあのようなことをしないために戦前の日本を全否定することです」との回答でした。

これはその一職員の考え方なのでしょうが、NHKに限らずマスコミ全体、というより戦後日本の自虐史観を真面目に勉強してきた高学歴の人たちに共通のある種の正義感なのだと思わされました。と、同時に、事実に基づいた歴史教育の重要性を今更ながら感じたものでした。


私達は日々いろいろな情報に包まれて暮らしている。

その情報を流しているのは何の意図があるのか、そして流さないのは何の意図があるのか、そして報道に限らず、ドラマにしても、何の意図があるのか、しっかり自分で考えうのみにしないようにしなければいけないと、本当に思いました。




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