久しぶりに井沢元彦氏の本を読んだ。
流れるような≪である体≫と、いつも読みながら思う。
違和感無く、読んでいる自分に語りかけているように、時に、冗談を交えながら、文体は続く。
いいね。
今日、やっと、昨年の7月18日に購入した「ニッポン三大紀行」を読んだ。
全編面白かった。
私はこの頃日本史に興味がわいてきて、全回読んだのは竹田恒泰氏の「現代語古事記」だった。
この本の中に出てくる、神々が、井沢氏の日本三大紀行にも 出てきて、さらに理解を深めることが出来て良かった。
読み終えて、一番印象に残ったのは≪日本三大美林≫だった。
木曽ヒノキ(長野県)
秋田スギ(秋田県)
津軽ヒバ(青森県)
少し、本文を転記します。
≪最古の歴史書の一つ『日本書紀』にアマテラスの弟のスサノオノミコトの言葉として、次のようなものがある。
杉及び楠は、以て浮宝とすべし。檜は以て端宮を造る材料にすべし。
つまり 「スギ・クスノキは舟を造る材料とし、ヒノキは御殿を造る材料にせよ」と言っているのだ。
以下省略・・
木というのは適度に軟らかく、適度に堅くなければいけない・・らしい。
ヒノキは狂いが少なく、切りだした後、数百年で強度が増すと書いてあった。
最初の200年くらいは、じわじわと強くなっていき、最大30%近くも強くなり、その後はゆっくりと弱くなり、新木の強さに戻るのは千数百年を要する。
つまり、およそ1300年を経た法隆寺に用いられた檜材はほぼ創建時の強さを保っていることになる。
檜が日本全国で重用されるのがよく分かった。
檜はそこそこ硬く、ゆがみが少なく、年々強くなって、千年以上経って、元の伐り出した時の強さに戻る。
本当に井沢元彦先生の本は勉強になる。
ただ読むだけでなく、記憶に残し、会話の中で、少しだけでも、うんちくをしゃべりたいものです。
今度つくるサンルームには檜材をたっぷり使おうと思った。
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