台風は通り過ぎた


夜中2時頃、大荒れに荒れた。

ビルの5階の一室に一人、仮眠をしていても、耳元でゴ~と言う音が聞こえた。

3時前にエレベーターの前を通ると、エレベーターの閉まっている扉が、ゴトゴトと、開きたいんやと言う音を立てていた。
たぶん、外は台風のピークなんだろう。


8時過ぎ、仕事を終えた。

KIXの駅に着くと、9時までは入場禁止だった。

背の高い駅員さん、中肥りの女駅員さん等々7人程、半分シャッターを閉めた、改札口で

だれも、今は、通さないぞ!、と、言う、オ~ラが感じられるぐらいに、後ろ手に手を組み立っていた。

南海電車は動いていた。

しかし、南海で帰るわけにはいかない。

以前JRが止まっていて、帰ったことがあったが、よけいに時間がかかった記憶がよみがえった。

JRで帰るしかない。

30分ある時間をどうしよう。

もと来た道を戻り、本屋さんやヒャッキンさんや、高級なバックを置いている店をぶらぶらした。

私は、高級なバックには興味が無い。

しかし、今、タイ旅行に必要なリックサックを買わなければと、頭の中がリック、リックの文字が一杯。

その、本屋さんの隣にある、高級なバックやさんを見る度に思う。

私が来る所ではないと。

小さな20リッターほどのバックが2万円を超えているのだ。

ぶらぶらしていると9時3分前になった。

駅にいかねば。


電車は乱れていたが、無事に、自宅に戻ることが出来た。

サンルームは無事だった。

良かった!

すぐに、作業にかかりたかったが、まだ、壁は濡れていた。

これでは出来ない。

緊張がはじけたのか、急に眠くなってきた。

早朝2時半からの今日の仕事の重みが今、肩に、どっしりとのしかかってきたようだ。

朝飯を食べて、寝ることにした。


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