朝11時前仕事帰り、駅の階段を降りながら、左を見た。
見なれているビルに大きな重機が入り、ビルを壊していた。
このビルは昔々スーパーだった。
この地に住み始めた40年前。
よく、このスーパーで買い物をした記憶がよみがえってきた。
たしか、ご近所の方もこのスーパーに勤めていたらしい。
しかし、それからすぐに、ご近所の方は転居した。
スーパーが閉店したのだ。
あれから、このビルにはいろいろな事があったが、ここ十数年は眠ったままだった。
大きな変化の少ない、私が住んでいる片田舎の町。
なんか、私にとっての、若かりし頃の思い出が一つ消えつつある思いが心の中によぎった。
形あるものはいつか、その形を変化させ、消えゆく運命にあるのかもしれない。
消えた後に、次、どんなものが出現するか、楽しみにしたい。
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