グリム兄弟にはまりそうだ 白雪姫


「Hansel and Gretel」があまりにおもしろかったので、躊躇せず、次読むのもグリム兄弟にした。

それは、「Little Snow-White」。

白雪姫がこんなタイトルだったんだと初めて知った。

白雪姫の書き出しは

It was in the middle of winter, when the broad flakes of snow were falling around,that a certain queen sat working at her window, the frame of which was made of fine black ebony ; and, as she was looking out upon the snow, she pricked her finger, and three drops of blood fell upon it.

本当に長い文章です。

この文を読みながら、私の頭に浮かんだ日本語は


真冬のある日。周りは一面の雪の平原。王妃は窓の近くで作業をしていた。
窓の窓枠は漆黒の黒檀で作られていた。
そして王妃は窓外の雪を見た。王妃は王妃の指を針で刺してしまった。
そして3滴の血が雪の上に落ちた。

ここで、窓を開けて、針仕事をしていたことが分かった。

窓を開けていなければ、雪の上に指から出た血が落ちることは無い。


書かれていないことを、想像するのが、小説を読む楽しさかもしれない。


白雪姫はこれまで生きていて、周りから聞いたり、ディズニーの映画をたぶんテレビで見たりした、かすかな記憶があるだけだった。

カシオEX-wordに内蔵されているのを読むと、全く自分は、そう、殆ど「白雪姫」について知らないことを知った。

冒頭の文書の続きは・・・

Then she gazed thoughtfully down on the red drops which sprinkled the white snow and said,
"Would that my little daughter may be as white as that snow, as red as the blood, and as black as  the ebony window-frame!"

And so the little girl grew up; her skin was a white as snow, her cheeks as rosy as blood, and her hair as black as ebony; and she was called Snow-White.


王妃は白い雪の上にまかれた赤いのをぼんやりとじーと見ていた。

そして、つぶやいた。

私の幼い娘が雪のように白く、血のように赤く、そして窓枠の黒檀のように黒くあればいい・・。

そして、その小さな娘は育った。

彼女の肌は雪のように白く、彼女の頬は真っ赤なバラのよう、そして彼女の髪は黒檀のように黒かった。

彼女は「スノーホワイト:白雪姫)と呼ばれた。

But this queen died; and the king soon married another wife,
who was very beautiful, but so proud that she could not bear to think any one could surpass her.

しかし、王妃は亡くなった。
そして、王はすぐに別の妻と結婚した。その人はとても美しかった。しかし、彼女はプライドが高く、自分より美しい人がいる事を許すことが出来なかった。

She had a magical looking -glass, to which she used to go and gaze upon herself in it, and say--

新しく来た妻、白雪姫の継母は魔法の鏡を持っていた。その鏡に向かって自分を見て

そして、言った。

"Tell me, glass, tell me true!

of all the ladies in the land, who is fairest? tell me who?"

鏡よ私に教えて、真実を
この世で、一番本当に美しいのは誰?


このセリフは覚えている。日本語の本では

「鏡よ鏡よ、この世で一番美しいのは誰?」

そこで鏡は貴女が一番美しいと答える。


But Snow-whit grew more and more beautiful; and when she seven years old, she was as bright as the day, and fairer than the queen herself,

しかし、白雪姫は成長し、更に更に美しくなり、そして7歳になった。

成長する日ごとに輝きを増した。

そしてついに継母より本当に美しくなった。



ここから白雪姫の不幸が始まる。

継母は鏡に問う。

この世で一番美しいのは誰?

鏡は答える。

貴女は美しい。

しかし、スノーホワイト「白雪姫」はなんじ貴女よりはるかに美しい。

But Snow-Whit is lovelier far then thee?



真実しか話さない鏡は本当に正直ですね。


継母は白雪姫を殺すことを計画しそして実行する。

召使いを使い、彼女を殺すことを命令する。

しかし、召使いは白雪姫が哀れになり、深い森に捨て置く。

白雪姫を殺した証に猛獣の肝を継母に持って行く。
継母はこの肝を焼いて食べた。

しかし、ある日鏡に問うと

やはり「白雪姫」が一番美しいと、鏡は言った。


白雪姫は生きていた。

召使いに騙されたことを知り、カンカンになった王妃は白雪姫を自分で殺すことに。

腰紐で

毒塗りの串で

いずれも失敗した。

七人の小人のおかげで白雪姫は助かった。

諦めきれず、最後の行動に出た。

りんご売りに化け、白雪姫の元へ。

何度もだまされた、白雪姫はまたまた、言葉巧みの、継母に騙された。

毒入りのりんごを食べ、倒れた。


もっと書きたいが、それよりも次のグリムを読みたい気持ちになった。

次は「CINDERELLA」

シンデレラです。



英語文はわからない単語も多いが、そこはカシオの電子辞書、ジャンプですぐに調べられ、用法や解説付きだ。

すらすらと読むことが出来る。

これで

このカシオの電子辞書に内蔵されている、日本文学1000タイトル、世界文学1000タイトル、全てを10年間で読み切る、目標が

現実的になってきた。

なんとしても、年間200タイトル達成したいものだ。













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