雨だ。
しかし、小雨なので、これくらいなら作業ができる。
今日の作業予定は色々あるがこれだけはやっておきたいのは
①竹伐り
②収穫
第２畑の小屋に置いてある、私の常備道具、剪定鋏と鋸、そして蚊取り線香をバンドに装着した。
小屋前に植えてある、豆を見ると、やっと花が咲いてきた。
花が咲くと殆ど授粉し実がなる。
後１０日ほどで初収穫が出来るかも。
雨で喜んでいるのは、たけのこ芋が一番だろう。
湿地帯が原産地の植物だから、この雨で成長が更に進んだ感がする。
ポツポツと落ちてくる雨が玉になっている。
本で読んだことがある。
葉の表面でなんで水玉になるのか。
植物が葉の表面に水がしみ込むのを嫌がるからだそうだ。
雨が葉に降り、さっと落ちて行くのを好むとあった。
そうだろうな。
葉は太陽の恵みをたくさんうけなければいけないし、呼吸も葉からするのだから。
川沿いに生える、竹林にはいった。
うっそうと茂る竹藪の中での作業はなぜか緊張する。
竹を伐るたび、動かす度に雨が落ちてくる。
薄くなった頭は手拭で覆っているからいいが、肩や手袋はすぐに濡れてくる。
４０本ほど伐った。
雨足が強くなったので、一旦退散することにした。
自宅で使う竹８本を持って戻った。
昼飯を食べ少し休んでから畑に再び向かった。
まだ小雨は降っている。
第１畑の小屋の中に入り、雨を防ぎながら、午前中伐った竹の枝払いをした。
その枝払いが終わっても、雨はやまない。
止まないどころか更に強くなってきた。
収穫して帰ろう。
NEILさんにプレゼントする、野菜達を収穫に取り掛かった。
レタスを一株引き抜いた。
次にキュウリ、多数とれた。
これは第１畑のキュウリ。キュウリは第２畑にも植えてある。
ナスはまだ４個しか収穫でき無かった。
今年は３株しか植えなかったので、しかたないか。
盛夏になると食べきれないぐらいなるだろう。
これは第２畑のキュウリ。
ここでもよく取れた。
第２畑でも種類の違うレタスを収穫した。
更に雨足が強くなってきた。
今日の作業はここまで。
作業を終わる前に、第２畑に植えてある、カボチャの実を見た。
多数生っている。
今年、猪の被害が無ければ、収穫は期待できそうだ。
自宅に戻り、シャワーを浴び、お湯割りの焼酎を飲みながら
三線を弾いた。
私の大好きな楽曲、BEGINビギンの「昔美しゃ今美しゃ」「イラヨイ月夜浜」を唄いながら三線を弾いた。
唄三線をする度に涙がにじんでくる。
昔々、子供時代の沖縄、東村、名護市のおばさんや従妹、学友等の顔やそして親父やおふくろの思い出が唄いながら頭を駆け巡る。
苦しい時代だったが今思えば本当に楽しい思い出として甦る。
唄三線は本当にいい。
畑作業で少し疲れた体と焼酎のほろ酔いと自分の唄三線に聴き惚れながら、雨が降る庭を見ながら、夕方の幸せな時間を持つ。
これが幸せな時間なんだろうな。
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