火花


花火 熱海 漫才 あほんだら神谷 スパークス徳永 そして最後も熱海 花火

花火で始まって、花火で終わった。

シャレでタイトルを「火花」にしたんかと思った。

どうも最後の部分の神谷のシリコンが頭にこびりついて、後味が悪い。

カップヌードルを美味しい美味しいと食べた後、後味が妙に悪く、その味がいつまでも続くので

口を洗い、強烈なブラックコーヒーで後味を消したい気分と同じと思った。


熱海の花火大会で神谷と出会い、支障いや師匠と尊敬し、彼の伝記を書くと約束した。

其の10年間の神谷と徳永その周りを取り囲む若手芸人の人間模様。

芸人を辞めて、暫くして、また芸人に復活した人が何人いるだろうか。

神谷は自己破産しシリコンを入れてまでも、芸にこだわり続けている。

徳永はスパークスを解散した後、不動産屋で新たな仕事を頑張っている。


神谷が焼酎を持って風呂に入っている時でも、神谷ノートに記録している徳永。

何がそこまで神谷に引き付けられるのか、アホの私にはよく分からない。


行きの電車、仕事の隙間時間、帰りの電車で読み終わりました。

148ページと云う薄い本なのですぐに読めます。

私は何何賞を取ったと云う方の本を読んだのはこれが2回目。

1回目は本屋大賞の百田さん。
全部読みましたな~。

芥川賞の又吉尚樹さんの作品「火花」が2回目です。

ミーハーと言われてもいい。
世間を騒がしている物に触れて、今の世に生きている実感を持てたみたいに感じられたから。




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