もう2年前になるか、「おばば」から、農業関連の本を7冊いただいたのは。
「おばば」とは、私の前に今の私の畑を借りて耕していた人だ。
もう、80間近だろう。本当の歳は知らない。
自然農にあこがれていたんだろう。
畑は草だらけだった。
今でも思い出すのはニンジンの種は蒔いてあったが間引きをしないものだから殆ど大きくならず収穫が出来て無かった。
私は除草を手伝っていた。
三角フォーで草を削った時、知らずにニンジンを切り、そのニンジンの切り口が色鮮やかなことを今でも新鮮に覚えている。
「おばば」から引き継いだ畑は今の第1畑だ。
この畑は山に囲まれ、日当たりがあまり良くない。
でも私は好きだ。
竹はあり、川はあり、土手上には水路が走り、水の心配が要らない。
一番の良い所は奥まっているから、よそ様がほとんど来ないと云うところだろう。
頂いた本は本棚の一番上にまとめて置いていた。
いつか読もうと思っていた。
5月頃から英語の勉強にはまって、本を読むことがほとんどおろそかになった。
NEILがフィリッピンに帰ってから、英語の勉強を辞めた。
本を読みたい気持ちが強くなったのだ。
その頃だった。
私がやりたい農業は何なんだと思い始めたのは。
耕し畝を立て種を蒔き除草し追肥し大きく育った野菜を食することなのか。
そうではないだろうと、少し疑問を感じていた。
草生栽培、自然農、不耕起、有機栽培・・色々な言葉が頭の中を行き交う。
究極的には「おばば」と同じような自然農を目指していたと気付かされた。
枯れ草を敷きつめた畝間にあおむけになり、たわわに実ったナスを見るのが好きだった。
周りの畑をされている方の畝、畝間は草一つも無い。
乾いた薄黒い黄色の土が見えるだけだ。
そこには寝ころぶことは出来ない。
どうすれば自然農や不耕起栽培が出来るのか。
それを調べる前に「おばば」から頂いた本を読むことにした。
■自然農に生きる人たち 読了
■自然から学ぶ生き方暮らし方 読了
■農業をやろうよ 読了
■百姓になるための手引き 今読み中
■週末は田舎暮らし
■都会に生き、山に暮らす
■山猿流 自給自足
具体的なやり方は書いていなかった。
しかし、読んでいると本当に楽しい。
本を読みながら、並行して、ネットや関連本を検索して、自然農、不耕起について調べよう。
興味を持ち続け、死ぬまで楽しんで農業をやるために。
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