寝てしまった


二日続きの仕事からお昼過ぎに自宅に戻ってきた。

ちょうど、駅に電車から降りたと同時に、どこからともなく12時のお知らせチャイムが聞こえてきたから記憶が鮮明だ。

24時間以上の仕事は何度やっても疲れが残る。

疲れよりも、苗のことが気になる。

すぐに見に行った。

昨日より更に食われていた。

残ったのはほんの数株になった。

ブロッコリーが二株、キャベツが三株。

あまりの情けなさに力が無くなった。

防虫ネットを外した。

小さなバッタを見つけようと、必死に探した。

頭のとがったやつが一匹いた。

こいつが私の大事な苗を食った犯人だ。

犯人を見つけても、苗は戻らない。

一旦家の中に入った。

シャワー浴び、昼飯を食べた。

少し寝て、種蒔きをするつもりだった。

自室の布団にもぐった。


起きたら、あたりは真黒。

夜中だった。

種蒔きよりも、疲れが勝ったみたいだ。

自分自身に腹が立つが、起こった事はしょうがない。

明日がある、明日がある。

晩飯をたべ、薄めの焼酎を飲みながら・・

女子バレーを見た。

ロシアに負けてしまった。

すぐにテレビと照明を消して、また寝た。






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