103歳になってわかったこと


昼休みに、関空食堂でおいしい昼ご飯を食べた。

いつもなら、エスカレータで上に上がり、職場に戻るのだが、

今日はTSUTAYAさんによりたい気分になった。

ぶらぶらと店内の本のタイトルを見るだけでも楽しいものだ。

レジ前の一冊の本を手に取った。

「103歳になってわかったこと」 人生は一人でも面白い
篠田桃紅(しのだとうこう)

1913年(大正2年)生まれ。
数えで103歳になった今も第1線で制作している。

美術や芸術にあまり、造詣がない私にとって初めて聞く名前だった。

それなのになぜ手に取ったか。

タイトルに引き寄せられたから。

66歳になり、これから残された時間をどう生きたらいいのか、少しだけ迷っているふりをしている自分に
ためになると思った。

いいことを書いている。

これが普通の「おばあさん」なら、感動と思えない言葉も、103歳になった今も精力的に創作活動をしている、そしてそれが世界に認められた人であるからだろう。

60を過ぎたころから、思っていた。

人は、今日、そして明日、やることがあるのが、一番の幸せだと。

いまさら、篠田様みたいな、世界的な美術家や芸術家にはなれないが、生き方は学ぶことができる。

私も、もう年だからと、口癖みたいに云う、同僚や周りの方々に流されることなく、自分のやりたいこと、好きなことをいつまでもやり続け生きていたい。

人間は誰でもいつかは死ぬ。

もう年だから、もうあと数年で死ぬかもしれないからと、何もせず、ただ日々過ぎていくのに任せる生き方は私にはできない。

興味あることをやり続けて、終わりたいものだ。




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