読書 日本人になりたいヨーロッパ人


ヨーロッパ27カ国から見た日本人

著者 片野優 須貝典子

27カ国とは

■ ヨーロッパ・イースト

ポーランド
トルコ
ロシア
ウズベキスタン
チョコ共和国
ハンガリー
ブルガリア

■ ヨーロッパ・ウエスト

フランス
オランダ
ベルギー
ドイツ
オーストリア
スイス

■ ヨーロッパ・サウス

ポルトガル
スペイン
イタリア
セルビア
ボスニア・ヘルツェゴビナ
マケドニア
クロアチア
モンテネグロ
ギリシャ

■ ヨーロッパ・ノース

イギリス
リトアニア
フィンランド
ノルウェー
デンマーク

ヨーロッパで20年以上暮らした方が経験したことを歴史的事実と絡み合わせて解説している。

本当に面白い本だった。

読んでいて、何度も涙がにじんできた。

日本人にも悪い人もいる。
日本人にも詐欺師もいる。

しかし、大多数の日本人はいい人なんだろう。

よそから来た人をおもてなしをしなければいけないと心から思っていると私も思う。

例えば、韓国が嫌いだ、中国が嫌だと、思っている人でも

道を尋ねてきたら、知っている限りの知識で教えてあげる、たぶん、そうするだろう。

これは、嫌いだ、嫌だ、と、言う、段階の問題ではない。

日本人が神代の昔から、そうしてきた、DNAに組み込まれたものだから、拒否できないのだろう。



日本人、日本国を特に悪く言う隣国がある。

第1には韓国。

第2には中国。

韓国はなぜそれほども、日本を敵視するのか。
そして、蔑むことだけをするのか。
自分の国がどれだけ立派と思っているのだろうか。

中国は大陸にある。

日本は周りを海に囲まれた島国だ。

接する国は海を隔てて接している。

しかし、中国は違う。

接する国々は陸続きだ。

世界地図を見るとよく分かる。

中国が征服した国々が。

でも、日本も一時期中国の大きな一部を占領した事実がある。

韓国も30年間も日本だった。

その倍も日本だった台湾の人々やそれ以外の東南アジアの人々は日本や日本人を嫌ってはいない。

なんでそうなるのだろうか。

韓国の方の総意をアンケートなどで見るがよく分からないことだらけだ。
たぶんだが、自分より下等な奴に負けたことがよっぽど悔しい、1000年たっても忘れるものかと思っているのだろう。
自国が困ったときは、その思いを忘れるがらしいが。

でも、いろいろあるが、他の国の人々と真摯にお付き合いをすることにより、日本人、日本の国が尊敬の念で認められると、この本は書いてあると思った。

いやだいやだと付き合わない、排斥するのではなく、真摯に、言うことは言う、断ることは断る、援助することはする、戦う時は戦う。

外国の方々が日本を好きになるのも、嫌いになるのも、日本人一人一人の思いや行動にかかっていることを、改めて感じさせてくれた本でした。

本当に

本を読むのは

楽しい。



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