トマトの苗を植える前に、いつものように、野菜たちを見回った。
イチゴの畝を見ると、赤くなっていた実が無くなっていた。
動物たちの腹を満たしたのかもしれない。
例年やっている、害獣除けの寒冷紗をかけることにした。
支柱を差し込んだ。
寒冷紗をかける前に、株から伸びる、ランナーをハサミでカットした。
ランナーに栄養分がいき、実が大きくなるのが少なくなるから。
寒冷紗が足りないので、リーフレタスに被せている寒冷紗を利用した。
リーフレタスはもう大分大きくなり、とうだち、寸前だ。
もう、鳥の被害にあっても、少々気にならないぐらいだから。
寒冷紗の裾をきっちりと押さえたいが、今日は時間がない。
板や竹を利用し抑えただけで、この作業はいったん終了だ。
第2畑に行き、メイン作業の夏野菜の定植をした。
トマトを定植した。
例年、トマトを植え付けるところは、肥料をやらないのだが、今年は発酵鶏糞をまき、ぽちで耕してしまった。
肥料分を少なくするために、コマツナの種を畝に蒔いた。
それでも、トマトが窒素過多になるようだったら、石灰を畝にまこう。
ゴーヤを植え終わった頃、稲妻がひかり、雷鳴が轟いた。
空を見ると、発達した雲が覆っていた。
すぐに帰り支度をした。
雷は怖い。
死んでからでは遅い。
まだまだ、この世でやりたいことがある。
死ぬわけにはいかない。
団地の中を歩きながら、畑の方角を見た。
すこし、小さくなった、積乱雲が畑近くにあった。
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