読書と読書感想 池井戸潤 アキラとあきら


一気に読んだ。
これは言いすぎか。
連日の雨で予定していた畑作業は出来ず、収穫のみで終わった。
時間がある。
晴耕雨読。今日は雨読の日だ。

この小説は本当に一気に読める小説だった。
700ページある。文庫本では厚い部類に入るが読むのに苦労はしなかった。

幼いころの君は、どんな音を聞いていた?
幼いころの君は、どんな匂いを嗅いでいた?

これが小説の始まりの文である。

伊豆の片田舎の工場、ここから物語は始まった。

そして小説の終わりもここだった。

登場する人物が後々全部つながってくる。
運命の糸に結ばれているように。


今でも涙がにじんでPCの画面が見にくくなるほどだ。

池井戸さん小説はまだそんなにも読んでいない。
陸王
民王
下町ロケット
七つの会議
空飛ぶタイヤ上下
鉄の骨
かばん屋の相続
シャイロックの子供たち
読みかけの架空通貨
そして、アキラとあきら

たったこれだけだ。

いろいろな本を読みたいが毎月最低1冊は池井戸潤さんの本を読まなければ損をしそうな気がする。


コメント