読書・読書感想 門田隆将 尾根のかなたに


読みながら何度も何度も涙が溢れてきた。

門田隆将著 父と息子の日航機墜落事故 尾根のかなたに

1985.08.12 午後6時56分、日本航空123便が群馬・上野村の御巣鷹の尾根に墜落。
520人が死亡した。生存者は4名だった。

テレビでの報道をずーとみていた記憶がある。
その時私は36歳。
今、私は69歳。あの事故から33年たった。

8月になると大東亜戦争、終戦、お盆、高校野球、そしてこの日航機123便の事故を思い出す。

いろいろな話が門田隆将さんの尾根のかなたにある。

良かれと思ってしたことが死につながった。
私がよけいなことをしなかったらあの人は死ななかったと、その人はどれだけ自分を責めたのだろうか。本当に悔しく、後悔をしたと思う。

この本に出てくる方々はすねることなく、逃げることなく、他人のせいにすることなく、自分の人生を生き抜いてきた。
本当に頭が下がる。

明日からは同じく門田隆将さんの著、

≪甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯≫

を、読む。

この話もこれからの自分の人生をどう生きるかを導いてくれる著作になることは間違いないだろう。


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