読書・読書感想 池井戸潤著 半沢直樹3 ロスジェネの逆襲

 


テレビ番組で見た。

テレビで見たとき、電脳雑技集団 社長 平山一政氏のことを中国人だと思っていた。妻の平山美幸の関西弁のイントネーションに少しの違和感を感じながらも、中国人だからそんなものかと思っていた。

私がアホだった。

この頃すぐに早とちりし、誤った判断をする傾向になる。

70を過ぎて、だんだんと判断力が弱くなってきたのか。

それにしても政治家は二階さんにしても麻生さんにしても、そして私と同じ年の菅総理大臣にしても、脳は弱さを見せない。

この本は届いてからすぐに読み始めたのだが、先に次のドラマ半沢直樹最終話を読みたくて、途中で《半沢直樹4銀翼のイカロス》に切り替えた。

読んでよかった。

ロスジェネとはロストジェネレーションの略で、失われた世代。

自分が生きた時代を振り返りながら、ロスジェネ世代は大変な時期に就職活動をした,

本当に人生を狂わせた方々が多かったのだろうと思う。

何百社も入社試験を受け何百回と面接をしても採用されず、私だったらうつ病になっているだろう。

私の時代は良かった。

就職試験を受けたら合格でそれから数カ月研修目的で高野山で合宿など行かされた。

これが就職 拘束と知ったのはつい最近のこと。

天皇陛下がお亡くなりにバブルが弾け、年々10から30%伸びていた経済が止まった。

その頃、大学を卒業し就職戦線に放り投げられた方々の苦労を・・

最終章で

《この伊佐山君が適任だと思う》中野渡頭取の言葉が最高だった。

そして、《三笠君、君に社長含みで頼みたい》

最後に勝ったのは半沢直樹

《半沢直樹、営業第二部第1グループ次長を命ず》

よかったよかった。



私にとって、読書は最高の至福の時間を与えてくれる。

本当にありがたい。




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