読書 読書感想:長尾和宏著 《ひとりも、死なせへん》コロナ禍と闘う尼崎の町医者、551日の壮絶日記

 


1月13日(木)から読み始め、1月17日(月)13時35分読了した。

本のカバーの後ろに書かれている言葉が印象に残った。

「本当の敵は、ウイルスではなくて、人間なんじゃないか」

2020年1月31日(金)武漢の医療者に見た「覚悟」

から始まり

2021年8月4日(水)”自宅療養を基本„が政府方針に

で終わった。


私の2020年1月から2月の手帳を開いて記録を見た。

  • 1月23日 武漢市新型ウイルス、23日未明、武漢市から市外に向かう鉄道・空港を一時閉鎖。
  • 1月25日 中国 春節スタート
  • 1月27日 中国 団体旅行すべてOUT
  • 1月28日 ANAチャーター機 午後8時羽田を出発 マスク約1万5000個、手袋5万双、防護メガネ8000個、サージカルマスク2000枚、個人用防護セット500セットを中国へ
  • 1月29日 ANAチャーター機 武漢から日本人帰国
  • 1月30日 中国 コロナウイス 死者数170人 患者数7711人、日本国内14人感染
  • 1月31日 WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態宣言」
  • 2月3日 ダイヤモンドプリンセス号 横浜港に帰港《1月20日横浜港出発→鹿児島→香港→ベトナム→台湾→沖縄→2月3日横浜港へ》香港で下船した客が2月1日陽性と判明
  • ダイヤモンドプリンセス号:船籍英国、運用米国プリンセス・クルーズ社、造船日本三菱重工業(株)長崎造船所
  • 2月6日 中国死亡者 563名 
  • 2月8日 私 2度目のハワイ旅行 成田からハワイホノルルへ 成田ホノルルともコロナ検閲隔離は無し
  • 2月12日 ハワイから帰ってきた→ホノルル→成田→羽田→伊丹→バスで関空→自宅

中国武漢で新型ウイルスが発生してから、もう3年目に入る。

私は運がいいのか、新型コロナウイスが発生した後でも2回目のハワイ旅行に行くことができた。

帰りのANAのA380の中で観た《 平野啓一郎著の マチネの終わり 》に感動し、帰ってきてからすぐに本を注文し、2度も読んだ記憶がよみがえってきた。《過去は変えられる》

でも、現実は《過去は変えられない》しかし、過去に学ぶことはできる。


長尾和宏先生の本を読んで、本当に長尾和宏先生はすごいと尊敬。

365日休まず、患者さんや契約しているところからの連絡を受けるために24時間携帯端末を持っている。

こんなにも働いたら、死んでまうで!

本当に心配だ。

本の中で特に印象に残った言葉

  • 人間は「見たことがない」ものや「まだ未知のもの」を恐れる
  • ウイルスは、20億年前に誕生している。人類の誕生は高々20万年前である。→ウイルスを100歳と仮定すると人間は生後1カ月の赤子だ→ウイルスとどう共存するのか!
  • アドラー心理学→長引くコロナ騒動を克服するために今こそアドラー心理学が役立つ。それは、「恐れない勇気」「騒がない勇気」→人間の悩みはすべて対人関係に起因する→まさにウイルスとの関係性も対人関係という言葉に言い換えることができる。
  • 本の中で紹介された、岸見一郎先生の「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」を早速注文した。その本以外にも「アドラー心理学入門」「アドラー心理学で子供のやる気を引き出す本」「子供をのばすアドラーの言葉」「アドラーをじっくり読む」等々多数注文した。今読書中・・
  • 優越感と劣等感→感染者への「差別」「偏見」
  • 課題の分離 
  • 課題の分離ができる人を「リーダー」と呼ぼう
  • 「共生」を恐れない勇気→新型コロナと「共生」しかない
  • コロナの「三蜜」と空海の「三蜜」→「空海 三教指帰 ビギナーズ日本の思想」注文
  • 如実知自心→あるがままに自らの心を知る→悟りとは
  • ステイホーム症候群→歩け、歩け
  • これは初めて知った!→お父さんが夜中にふと目覚めたら→奥さんの息が止まっていた→絶対に救急車を呼ばないこと!→僕の携帯に電話してください
  • 今すぐ、2類から→→5類へ
  • 逼迫 令和2年版厚生労働省白書(人口100人で見た日本)と(日本の一日)→現実には一日で2371人生まれ、3784人が死んでいる。
  • がん 1031人
  • 心疾患 569人
  • 老衰 334人
  • 事故 108人
  • 自殺 55人
  • 2021年7月11日(日)不都合な真実 医療費が減って志望者が減った いずれにせよ、コロナの威力はすごすぎる。必要なものと不必要なものを炙り出してくれた功績。
必要なものと言えば お酒、エンタメ、娯楽は必須だ。 →→人は「楽しむ」ために生きている、とも言える。必要な「楽しみを」奪うのは、日本もそろそろ終わりにしたい。

長尾和宏先生 や《京大おどろきのウイルス学講義》の著者 宮沢孝幸先生の声がマスコミや政府関係者そして国民に一日でも早く届くように祈っています。





コメント