読書 読書感想 七月隆文著 《 ぼくは明日、昨日のきみとデートする 》

 


1月8日(土)読了した。

いつものように、読みながら、気になるところを読書ノートに記録しながら読み進めた。


ぼく:南山高寿    彼女:福寿愛美の出会いから別れまでの話。


だが、読み進めていくと、訳が分からなくなってきた。

どうも、70を過ぎたジーちゃんに理解するには・・むつかしい。

168ページごろから、この小説のからくりが小出しにされてきた。

ここからは〈じーじ〉でも、わかりかけてきた。

パラレルワールドだ。

時間軸が違う世界から、彼女はやってきたのだ。


はかない 本当に はかない 


ネタバレになるが

彼女は未来からやってきたのだ。

彼女が5歳の時初めて来た。

そして30歳の時にも、今二十歳の時が三回目だ。


いや、それだけでは理解できない。

頭がこんがらがってきた。

そうだ、図を書いてみよう。

    

    30歳     20歳     5歳の時 初めてこちらの世界に来た

愛美 ーー|ーーーーーーー|ーーーーーー|ーーーーーーーーーーーーーーーーー

     ↓5歳の高寿を助けた    ↑屋台の一つが爆発

     ↓      ↓      ↑5歳の愛美を高寿が助けた

     ↓      ↑     ↑

    5歳     20歳     30歳の高寿

高寿 ーー|ーーーーーーー|ーーーーーー|ーーーーーーーーーーーーーーーーー


私たち側の人間は5年に一度しかここに来れない。

それも、40日間だけ。

次に会える5年後、

愛美は15歳

高寿は25歳

いま、私たちが同じ二十歳の恋人でいられるのは

5月23日から4月13日

はかない 

まだ、理解できないが、こんな世界があり、繰り返し、繰り返し、輪廻転生ごときな世界の物語だと思い、読みながら至福の時間をこの小説から頂いた。(私自身のこの小説を読んだ理解なので、実際は違うことなんだろうが、読解力のない私を許してください)


愛美と高寿の未来に幸あれと願う。




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