読書 読書感想:岸見一郎著 《アドラー心理学入門》

 


1月18日から読み始めた、岸見一郎著 《アドラー心理学入門》を1月19日午後18時40分読了した。
この本を読むことになったきっかけは 長尾和宏先生の《ひとりも、死なせへん コロナ禍と闘う尼崎の町医者、551日の壮絶日記》の中でアドラー心理学が紹介されていたからだ。
本当に長尾和宏先生に感謝する、このアドラー心理学に出会えたことを。

印象に残った言葉は多数あるが、私が今後の生き方の芯にしたいのを下記する。

  • アドラー心理学の大きな特徴は幸福とは何か、健康とは何か、いかに人は生きていくのかについて非常に明白でしっかりとしたイメージを持っていること
  • 育児の行動面の目標として→①自立する ②社会と調和して暮らせる
  • そして、これを支える心理面の目標として→①私は能力がある ②人々は私の仲間であるという目標を提示する⇒⇒これは自分の人生の問題を自分の力で解決することができるという意味
  • 対人関係の中で考える⇒アドラーは人間の悩みはすべて対人関係の悩みであるといっている⇒人は一人で生きているのではなく、人の間に生きている
そして、今までの自分の頭の中にないことが書いてあった

それは、

●罰しない
●ほめるのではない

《ほめる》とは
能力のある人が→能力のない人に→あなたは(よい)と㊤から㊦へと相手を判断し評価する言葉ですから、下に置かれた人は愉快ではない。

子供も大人も人間として《対等》とあった。褒めて伸ばすという言葉があっていいのかと思っていたが・・そういえば会社でも《ご苦労さん》という言葉は上から目線の言葉でだいぶ前から《お疲れさま》というのが定着している。
62ページにわかりやすい例があった。
奥様が夕食を用意、帰ってきた家族の一人が夕食を一口、口にして、《おいしいね。お前もやればできるではないか。よくできました》といわれたら・・あまり愉快ではない、と思うでしょう。
その通りだと思った。完璧に上から目線。くそーもう二度とお前には作らないと、思うだろう。
第三章にそのことが詳しく書いてあった。

さらに感動した言葉は

●人生の意味は自分で決める
     ↓
自分が人生を創っているのであって
     ↓
自分がこの人生の主人公であることを知った時
     ↓
人は動くしかないことを学ぶことになる

●ある人がアドラーにたずねた→人生の意味は何ですか
アドラーの答えは→人生の意味はあなたがあなた自身に与えるものだ。

●失敗を恐れない⇒実際に勉強してできないという現実に直面することを恐れる。⇒やればできるという可能性を残しておきたいだけ⇒自分から逃げていることだと私は思った。

一番印象に残った言葉は

●私は他の人の期待を満たすために生きているのではない
●人生を楽しみたいと思うのであれば、真剣でなければ楽しむことはできない

●できることから始めよう

本を数冊読んだだけで《アドラー心理学》が理解できるわけでもない。

でも、今までの自分の常識が正しいのか
一旦、立ち止まって、考え直し、行動しなければいけないことは・・わかった。

アドラー心理学に関する本で読了したのはまだ3冊。
●嫌われる勇気 岸見一郎・古賀史健 共著 1月23日読了
●アドラー心理学入門 岸見一郎著 1月19日読了
●本をどう読むか 岸見一郎著 1月29日読了

アドラーに関係する本はまだ多数、私の本棚に積んである。

①子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気 岸見一郎著
②アドラー心理学で「子どものやる気」を引き出す本 星一郎著
③アドラーをじっくり読む 岸見一郎著
④性格は変えられる アドラー心理学を語る1 野田俊作著
⑤幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラーの教えⅡ」 岸見一郎・古賀史健 共著

これ以外にも《2022年本屋大賞ノミネート作品》等々購入してまだ読んでいない本が約20冊積んである。

時間はたっぷりある。

慌てず、焦らず、楽しんで・・読みたい。





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