読書 読書感想:江崎道朗著 《インテリジェンスで読み解く 米中と経済安保》

 


3月20日 午前11時35分読了した。

江崎道朗先生著の本は多数読んでいるがいつもその鋭い分析力には本当に感心する。

先生は言う。

「インテリジェンス」とは公刊情報を正確かつ丁寧に読み解くこと

■おわりに

の、中に 現代のフランケンシュタインをつくったのはアメリカだったとある。

1972年にニクソン大統領は中国を訪問した

1979年 アメリカと中国が国交を樹立


日本は田中角栄総理大臣の時代の1972年9月に日中共同声明で国交を樹立している。

以前読んだ本の中に田中角栄はニクソン大統領の訪中に焦って、中国との国交樹立に前のめりになり中国の言うとおりに台湾との関係を絶ったと記憶している。

中国側は尖閣を棚上げにしたと言っているが日本政府はそんな話はなかったと言っているそうだ。そうなら、なぜ、毅然とできないのか。

それから日本は中国の喜ぶことをかなりしてきた。

民間の技術移転。工場進出。空港を作り、製鉄所を作り

現在までに三兆円以上のODA。

そのODAも、今年3月末で終了するそうだ。

アメリカも中国というモンスターを作ったが、その次は日本でさらにその次はヨーロッパの先進国と思う。

アメリカはトランプになってやっと技術流出や中国の製品を使うことによって自国の情報が洩れることを恐れ対策をした。しかし、それでも貿易の総額は減っていないそうだ。素人の私にはどうもわからない。

日本の企業も大手企業も中小企業も多数中国に進出している。聞いた話によるとトヨタは自動運転技術を中国と共同で研究開発しているそうだ。

AIを操作することにより、車を暴走さえ自爆させることもできるかもと聞いた。

日本政府や企業は中国とこれからどう付き合うのかそんな話はほとんど聞こえてこない。


まあ、もうすぐ73歳になる、ジーちゃんが考えることでもないが、どうも日本の先行きが心配で頭の毛がどんどん薄くなってきた。






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