3月30日(水)午前9時35分読了した。
本当に西加奈子先生はすごい小説を書くね。
まだ若いのに。
現在、西加奈子先生は44歳。
この《ふくわらい》を執筆した頃は35歳。
こんなにも若いのによ~こんなすごい作品が書けるもんだ。
《ふくわらい》は3月28日(月)6時30分から読み始めた。
農作業が忙しい季節で本ばっかり読んでいるわけにいかず、畑作業も。
3月29日(火)6時35分から11時前まで読み、11時30分から午後2時半まで畑で頑張った。畑から帰ってきてすぐに読書。午後4時半までに204ページまで読んだ。
3月30日(水)午前7時10分から読み始め、午前9時35分299ページ読了した。
この作品を読んで、目がキーワードではと思った。
定は慢性腎不全で早くして亡くなった母から買ってもらった《ふくわらい》にのめり込む。手拭いで目をきつく縛り見えない目で《ふくわらい》を楽しんだ。手拭いをほどき自分が作った福笑いを楽しんだ。ここでは、定は目が見えないのだ。
乳母の岸田悦子は左目失明。
レスラーの森口廃尊は動かない左目
小説家水森は全盲
武智次郎は全盲
なぜ、イタリア人と日本人のハーフの全盲の武智次郎と・・・定が服を脱ぎ全身刺青の姿をさらけ出し全裸で新宿通りを歩くのかわからない。
でも、読後感はなぜかスッキリしているのだ。
なぜなんだろう。
この解放感は・・
コメント