読書 読書感想:垣谷美雨 《夫の墓には入りません》

 

午前3時起床

午前3時40分から読書タイム。

昨日から読み始めていた、垣谷美雨著 《夫の墓には入りません》を・・

午前7時45分 読了した。



世間ではこんなこともあるんだろうな。

長崎を舞台にしていた。

長崎は昔々勤めていた(42歳ごろか)バブルの絶頂期の頃、会社が従業員全員を3回に分けて慰安旅行に行ったところだ。旅行の前に雲仙普賢岳が噴火し多数の犠牲者を出した動画をニュースで何度も見た記憶がある。まだまだ熱く煙を噴き出している溶岩ドームを近くの尾根から眺めた。すごい噴火だったんだと犠牲になった方々に手を合わせた。今から約30年前の話だ。雲仙天草国立公園内のホテルに泊まり早朝近くの山に一人登り自然を満喫した。

長崎市内の有名な観光地はほとんど回った。今でも強く印象に残っているのは大東亜戦争当時掘られた穴に店があり、そこでお住まいになられているのを見たことと、高台から長崎湾を見たこと。私は学生時代に日立造船堺工場でタンカーを作っていた。と、言っても毎日毎日溶接をしていただけだが。高台から見える造船所、三菱重工業長崎造船所の大きな工場群を見て、夜学時代を懐かしく思い出した。しんどかったがあの時代、本当に楽しかった。

若くして夫を亡くした。妻に子供はいない。理不尽な舅姑は土足で嫁の住まいや心の中に入ってくる。線香をあげさせてくれと身知らぬ人が何人もやってくる。合鍵を持っている姑は留守の間に勝手に上がり友人と・・。そして夫の秘密を知った。

これからはネタバレになるのであまり詳しく書かないことにする。

でも、最終的にはハッピーエンド。

かよこさんのお父さんが実に偉かった。kに引っかかったのは残念だがすぐに立ち直った。

垣谷美雨先生の小説の主人公は現状を嘆くだけでなく、誰に頼るでなく、自分で自分の将来を考え行動していく。

自分の人生だから。

人に任さず、自分で決めていく。


こんないい本が読めて、私は幸せ者だ。

垣谷美雨先生に感謝、感謝。





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